法人設立20周年に寄せて
—わにつか荘施設長、法人事務局長当時の思い出—
石村明比古
法人設立20周年おめでとうございます。私は善仁会には二度お世話になりました。一度目は善仁会の前身である興陽会の時代で、平成11(1999)年4月から三年間わにつか荘の施設長として勤務させていただきました。この時に濱砂理事長から与えられました使命は「経営の立て直し」「新たにスタートする介護保険制度への対応」「老朽化した園舎の建て替え」の三つでした。いずれも重たい課題ばかりでしたが、役職員の皆様のお力添えを得ながら懸命に取り組んだことを今でも懐かしく思い出します。ただ、着任した年の夏にデイサービスセンターの送迎車が事故を起こし、利用者の方が一名お亡くなりになったことは責任者として痛恨の極みであり、今でも忸怩たる思いです。
二度目は善仁会が発足してから5年目の平成22(2010)年4月に事務局長として着任し、平成28(2016)年3月まで勤めさせていただきました。この間いろいろなことに取り組ませていただきましたが、研修体系の整備やISO9001の取得、人事考課制度の導入、複合型福祉施設仁の里の建設、研究発表大会の開催、顧客満足度調査の実施などは特に思い入れの強い取り組みでした。また、退任の前年には法人設立10周年を迎え記念誌の発行や記念行事を行ったことも感慨深い思い出の一つです。ただ、当時のことを振り返りますと、新たな事業がいくつも重なり、職員の皆様にいろいろご負担をおかけてしまったことなど反省点も多く、今更ながら大変申し訳なく思っています。
しかし、その後も善仁会はさらなる発展を遂げられており、安堵するとともに大変嬉しく思っています。これもひとえに濱砂理事長をはじめとする役員の皆様のご指導とご支援、そして何よりも現場の職員の皆様のご努力の賜物であり、心より敬意を表します。
時代は混沌としていますが障害者や高齢者の福祉は今後ますます重要性を増し、善仁会の役割もさらに大きくなると思います。地域社会に貢献する法人として一層発展されることを切に願っております。